Webアーキテクチャ講座
(最終更新日:2023年11月13日)
Webアーキテクチャ講座のゴール
受講生は、Webアプリケーションのクライアントサイドとサーバサイドの両面で、基本となるアーキテクチャや技術を総合的に理解します。最新のWeb開発の潮流とテクノロジーを掴み、複雑なWebシステムの設計に不可欠なスキルを身に付けます。フロントエンドからバックエンドまでの全ての開発ステージにおいて、高性能かつメンテナンスしやすいアプリケーションを構築できる能力をビルドアップし、完成度の高いWebアプリケーションを制作するための知識と経験を獲得することが期待されます。また、クライアントとサーバがどのように協調しながら働くのかを詳しく理解し、ビジネスニーズに対応するためのオンデマンドなソリューションを提供できる効果的なWeb開発者としてのキャリアを築く準備が整うことを目指しています。
Webアーキテクチャ講座の概要
この講座はWebアプリケーションの基本構造から始まり、HTTPリクエストの流れ、ページローディング、アプリケーションの動作原理に関する講義を行います。クライアントサイドの様々な技術、特にDOMの操作、ブラウザ互換性の問題、jQueryを利用した開発手法を学びます。リフローとリペイントの最適化、SPAとコンポーネントベースのアーキテクチャへの進化、CSR(Client-Side Rendering)とSSR(Server-Side Rendering)、GraphQLとBFF(Backend for Frontend)のコンセプトへの理解を深めます。サーバサイドでは、従来のCGIの仕組みから、現代的なWebフレームワークやJSONおよびREST APIの利用、HTTPステータスコードの理解について学習します。また、RDBMSの基本原理、実行計画、ジョイン、トランザクション、データベースの正規化などについても詳しく解説します。最後には、ソフトウェア開発プロセス全体の概観を得ることができます。
Webアーキテクチャ講座の詳細
講座詳細
- 受講対象者ソフトウェアエンジニア
- 受講可能形態集合研修
- 想定受講時間(eラーニング)-
- 講座日数(研修)1日
習得スキル
- 必要となる前提知識プログラミング基礎・ネットワーク
- 習得できるスキル・知識Webアプリケーション実装力・Web開発知識
- 対応資格基本情報技術者試験
デジタルスキル標準項目
- 標準DX推進スキル標準
- 学習項目テクノロジー(ソフトウェア開発)
- Webアプリケーション基本技術
- ソフトウェア設計手法
カリキュラム詳細
ウェブアプリケーション全体像
- スタイル講義・演習
- 想定時間120分
- 現代の Web アプリケーションは数人から数十億のユーザに価値を提供し続けている。大規模システムでは、デプロイ当初ではビジネス上予測できないほど多数のユーザ数や、時間帯によって局所化するリクエストなどに対して、オンデマンドにスケールするシステムが求められる。このような大規模システムは、もはや一人で作るとは不可能であり、必然、要素技術ごとにチームが作られ、チームの中でも分担が必要となる。 この講座では、スケーラブルな Web アプリケーションの全体像とそれを支える要素技術を手を動かして学び、チームで快適に開発するためのベストプラクティスを携えて Web アプリケーションのチーム開発を行ううえでの全体像を学ぶ。
アプリケーションの構成要素 - 技術的各論
- スタイル講義・演習
- 想定時間120分
- 予期せぬ大量のトラフィックをさばいたり、閑散期には必要最低限の構成を保つことは、現代のWebアプリケーションでは重要な要素である。このような要求を満たすためにどのような技術が存在するのだろうか。Web アプリケーションの構成を、コンピュート・ストレージ・ネットワーク・ビッグデータに大別し、現代で利用される主要なサービスとその利用に対するモチベーションを説明する。
Web アプリケーション開発者が知るべき 共通プロトコルとベストプラクティス
- スタイル講義・演習
- 想定時間120分
- より詳細な技術領域での技術やベストプラクティスについて学ぶ。開発、開発文化、通信、特定技術でのベストプラクティスなどを各論的に紹介していく。
構成のトレードオフ
- スタイル講義・演習
- 想定時間90分
- 主に .*ability の観点やビジネス要件とのソフトウェア構成のトレードオフについて議論する。
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