導入事例

株式会社ディー・エヌ・エー

エンジニアとして成長を続けるための「学びの成功体験」を、
実施前の体験設計・実施中の改善に伴走する
“オーダーメイド研修”で実現。

  • Track Training
  • Bootcamp
  • 育成・研修

1999年、日本のインターネット創成期に創業した株式会社ディー・エヌ・エー。それから現在に至るまで20年間以上、エンターテインメントの追求と社会課題の解決、その両軸に先端テクノロジーを駆使して取り組む。そんなさまざま事業領域を展開する同社の新卒エンジニア採用では、学生ながら高い技術素養を持った人材が集まる。今回お話を伺ったエンジニアチームでは、新入社員の技術スタックやチーム開発経験のばらつきを補い、ディー・エヌ・エーのエンジニアとして大切にしたい価値観「DeNA Engineer Quality(DEQ)」が伝わるような研修設計に奮闘している。

  • 課題
    表面的なスキルセットだけでは“リアルな現場”は通用しない。
    変化に柔軟でどこでも活躍し続けられるエンジニアを輩出する
    研修を実現したい。
  • 解決策
    現場のエンジニアを交えて研修生の「体験設計」から共創。
    研修生からのフィードバックを元に、研修中もカリキュラムを
    柔軟に改善。
  • 成果
    研修生にエンジニアとしての『価値観』を伝えることができ、
    高い満足度も獲得することができた。

課題

表面的なスキルセットだけでは“リアルな現場”は通用しない。
変化に柔軟でどこでも活躍し続けられるエンジニアを輩出する
研修を実現したい。

弊社では新卒の採用方針として、可能な限り即戦力を採用する方針であったため、2016年頃から2019年頃まではエンジニア専用の新入社員研修は実施しておりませんでした。

しかし、実際に採用した新卒メンバーの中には開発未経験者が含まれていたり、表面的なフロントエンド等の特定の技術経験があるメンバーでも、実際の現場では部署によって役割が変わったり、新たな技術習得が求められたりなど「変化」に対応するスキルが求められる場合があります。

配属後に現場がこのようなソフトな部分を含めたスキル習得をサポートするオンボーディングに負荷がかかってしまっており、新入社員向けのエンジニア研修の必要性を感じるようになりました。

せっかくエンジニア研修をやるのであれば、ただ表面的にそれぞれの部署で必要とされるスキルだけを学ぶ、いわゆる”その会社でしか通用しない人材”を育成する研修を実施しても勿体無いと感じています。

自社のエンジニアが弊社内に留まることなく、全世界で活躍できるような、新しいことにも果敢に挑戦することができる市場価値の高いエンジニアに成長して欲しいという想いもあり、弊社が大切にしているエンジニアの価値観(DEQ)※や、エンジニアとして「変化に柔軟」なソフトスキルを醸成できるような新人研修を実現しようと考えました。

“中長期的な視点で世界最先端の研修を構築するには、
研修を常に素早く柔軟に改善し続けられるパートナーが必要だった”

内部だけにとどまらずに、世間一般的にも通用するエンジニアを輩出する研修を実現するには、“会社の外側からの客観的な視点”も取り入れることが重要だと思っています。

また、その研修を単発で終わらせることなく、ある一定期間しっかり作り込むとなると、内部の現場リソースを相当要することになります。私たちは事業会社である以上、現場のエンジニアには顧客への価値提供に専念できる状態を維持したいですし、中長期的に改善をしていきながら持続可能な研修運営を実施していくという点でも、会社の外側に専門性の高い研修運営のパートナーの存在が必要でした。

そのような状況の中で、ギブリーさんはただ研修のカリキュラムを提示するのではなく、私たちが大事にしている価値観や背景を汲み取りながら、丁寧に研修の提案をしてくださいました。

ただの研修会社としてだけでななく、自社でTrackというソフトウェア開発をされていて、システムを通じて「仕組み化」することや、研修のパッケージとしての「構造化」する力を持っており、かつ実際に現役でTrackのシステム開発に携わっているプロのエンジニアも講師として関わっていただけるという点において、とても信頼することができると感じ、タッグを組むことにしました。

解決策

現場のエンジニアを交えて研修生の「体験設計」から共創。
研修生からのフィードバックを元に、研修中もカリキュラムを
柔軟に改善。

実はギブリーさんと研修設計の初期段階で、カリキュラムや講師のアサインを決めていくミーティングの際に、なかなかお互いの期待値が整わず建設的な議論ができずに実際のカリキュラム内容が決まらない日々が続き、焦りもありました。

しかし、そこからカリキュラムの議論ではなく「なぜこのカリキュラムを学習するのか?」という研修の意義に立ち返って考えたり、「どのような学習体験を提供するか?」という研修生の体験をベースに議論を切り替えてみてはどうか、という提案をいただきました。

例えば、コンピュータサイエンスに関して言えば、理論的な部分を座学的に並べるのではなく、大規模Webシステムを想定した演習を中心に、チームでのディスカッションを行うことにより、「今後の人生・キャリアで、コンピュータ科学を学ぶことに価値がある」というメッセージを感じてもらえるようにしよう、というような体験設計をいたしました。

このような研修生の学習体験を、ギブリーさんと私たち人事、講師の方々、そして弊社の現場エンジニアを交えて全員で議論をしていきながら、ジャーニーマップとして一枚の絵にまとめていったのが、とても印象深かったです。

多角的な視点から、新たな発見や現場で働くエンジニアならではの視点を取り入れることができ、このジャーニーマップが「なぜこのカリキュラムを実施するのか」という研修チーム全員の立ち帰る場所になったので、研修運営中に手戻りなどすることなく、最終的には限られた時間の中でスムーズにカリキュラムを仕上げていくことができなのではないかと思います。

ギブリーさんは従来の研修ベンダーのようなカリキュラムの提供や講師の派遣という「研修サービスの企業」ではなく、自社でアジャイル開発を推進しているプロダクト企業だからこそ、このような共創型の提案に切り替えていただけたのではないかと思います。

“ONE TEAMで研修そのものがアジャイル開発のようでした”

研修運営中は、研修生から研修についての満足度に関するアンケートを毎日回収し、そのアンケートの結果を見ながら、改善点を発見しては翌日の運営に反映していきました。

不満を減らすのではなく、満足度を最大限向上させることにフォーカスし、研修の運営を進めていきました。

決まった研修カリキュラムを、決まったスケジュールで実施するのではなく、研修生から常にフィードバックを受けながら、研修内容を見直していき、毎日アップデートをしながら研修を作り上げることで理想の研修に近づけていきました。

研修自体もウォーターフォール型ではなく、まるでアジャイル開発の現場のような感覚で研修を作り上げていったように思います。

ギブリーさんは外部の企業ではありますが、ギブリーさんと弊社が一つのチームとして研修を運営している感覚で、率直に意見を出し合いながらディスカッションし、研修の企画・運営を進めることができました。

成果

研修生にエンジニアとしての『価値観』を伝えることができ、
高い満足度も獲得することができた。

「魚を与えるのではなく魚の釣り方を学ぶ」
「変わらない技術と変わり続ける技術を学ぶ」

研修生から、このような講師の方が発信したエンジニアの価値観に関するメッセージへの共感のコメントが多く寄せられていました。私たちが研修に込めた思想に対しての共感を得られたのはとても手応えとして感じています。

また、研修生のコメントからは研修の設計に対してのフィードバックも多く伺え、研修生も非常に今回の研修の意義を感じながら受講してくれていたんだと感じました。

研修生からの高い満足度を獲得することもできました!”

今回はチームで学んでいくスタイルの研修でした。研修生はそれぞれ得意なこともあればできないこともあります。最初は自分の不得意な領域に対して不安や怖さを感じていた研修生も、徐々にできないことを自己開示していきながらチーム全体で学びを深めていくスタイルに順応し、「今できないことも学んでいくことができるんだ」と次第に自己肯定感を得られた研修生もいたのではないかと思います。そのため、最終的に研修生からの今回の研修への満足度も高かったです。

今回ギブリーさんと一緒に研修運営をする中で、色々な課題点も出てきました。

正直やってみないとわからなかったことも沢山あり実験的な要素もありましたが、アンケート結果などを含めて振り返りのためのデータを取得できましたので、一つ一つ精査していきながら完成度を上げていきたいと思います。

来年度は人数も増えますし、新しい技術分野のカリキュラムも拡張していきたいと考えているため、研修生に伝えようとした「変化に対応するために学び続ける」というマインドを、私たち研修チームも大事にしながら常に変化と進化を続けていきたいと思います。

株式会社ディー・エヌ・エー
1999年、日本のインターネット創成期に創業した株式会社ディー・エヌ・エー。それから現在に至るまで20年間以上、エンターテインメントの追求と社会課題の解決、その両軸に先端テクノロジーを駆使して取り組む。そんなさまざま事業領域を展開する同社の新卒エンジニア採用では、学生ながら高い技術素養を持った人材が集まる。今回お話を伺ったエンジニアチームでは、新入社員の技術スタックやチーム開発経験のばらつきを補い、ディー・エヌ・エーのエンジニアとして大切にしたい価値観「DeNA Engineer Quality(DEQ)」が伝わるような研修設計に奮闘している。
  • 平子 裕喜 様
    技術統括部
    CTO室

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Track Training
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