導入事例

フューチャー株式会社

高いプログラミングスキルを持つ人材を引きつける
「コード選考」によって、エントリー数の増加に成功。

  • Track Test
  • 採用スクリーニング

社員全員が技術とビジネス両輪の知識を有するITコンサルタント集団である同社は、技術力に長けた学生の採用を強化するため、候補者のプログラミングスキルを重視した「スーパーエンジニア選考」を新たに実施している。

  • 課題
    スキルの定量評価が難しく、
    ハイスキル人材を判断するための基準が標準化できていない。
  • 解決策
    難易度の異なる問題を複数用意し、各問題のスコアやテストケースで技術を可視化してスキルレベルを判定。
  • 成果
    技術を一定基準で評価できる選考体制が整った。
    コード選考に魅せられて、高い技術力を持つ学生からのエントリーが約7倍増加。

課題

スキルの定量評価が難しく、
ハイスキル人材を判断するための基準が標準化できていない。

弊社では、新入社員全員が研修でITの原理原則を学び、プログラミングスキルを身に付けるので、プログラミング経験の有無に関わらずIT適性の高い方を採用しています。

弊社ではITコンサルタント職の1職種しかないため、これまでは一つの採用フローで選考しており、エンジニア志向の方やプログラミング経験のある人材が集まりにくい状況でした。

そこで3年ほど前に「スーパーエンジニア選考」という新たなフローを設けたことで、プログラミング経験者や技術への興味が強い学生からの応募が徐々に増えてきました。

「スーパーエンジニア選考」の開始当初は、応募者の過去の研究内容や作品を見ながら面接を行うスタイルだったのでプログラミングスキルの見極めは難しく、どのような基準でスーパーエンジニアと判断するかが悩ましい課題でした。

“ 応募者の過去の研究内容や作品から技術スキルの評価をしていたので、
他の候補者との定量的な比較が難しい ”

GitHub上の作品を見ながら、どれくらい時間をかけたのか、またどんな想いで作ったのかなどを直接ご説明いただき、その情報から面接官が属人的に判断していたので、定量的なスキル評価はできていませんでした。

書いたコードも人それぞれで比較が難しいという課題もありました。面接官によってはGitHub上のソースコードのレビューや、ホワイトボードコーディングを実施しているケースもありましたが、コードを見るかどうかは各面接官に委ねている状況でした。

やはり純粋にプログラミングスキルを定量的に測る選考がしたいと考え、2019年卒採用からTrackの導入を決め「コード選考」を始めました。

解決策

難易度の異なる問題を複数用意し、各問題のスコアやテストケースで技術を可視化してスキルレベルを判定。

選考時に受けてもらうTrackの試験は、難易度の違う問題が複数あり、どの問題が解けたのかでスキルレベルを判定しています。

ソースコードを見る時は、しっかりコードが書けているかを重要視しています。どんな言語で、どれくらいシンプルに、冗長な記述なく書けているのかを見ていますね。Trackにはどのように考えてロジックを組み立てたかを記述する欄があるので、考え方についても確認しています。

“ Trackは、問題のクリアやテストケースの通過などの
プロセスが可視化されるから分かりやすい。 ”

問題の理解や解答する為の発想ができていて、尚かつ実装までをできていればベストなのですが、理解はしているが時間が足りず実装は完了していない、もしくはケアレスミスをしている場合もあるので、思考や発想と実装の両面から見ています。また、Trackでは明確にスコアが出るので問題をクリアしているか、テストケースを通過しているかの進捗やプロセスも可視化されるので分かりやすいですね。

成果

技術を一定基準で評価できる選考体制が整った。
コード選考に魅せられて、高い技術力を持つ学生からのエントリーが約7倍増加。

以前は、応募者が作ったモノや研究内容などによって、領域の近しい面接官をアサインするという方法を取っていました。それはそれで悪くはなかったと思うのですが、Trackを活用するとコードを書く能力や発想力を一定の基準で評価できるので、より応募者にマッチした面接官をアサインできるようになりました。

近年は、売り手市場で優秀な学生は多くの企業から内定をもらって選べる中で、学生一人ひとりの個性にマッチして、惹きつける力がある面接官を適切にアサインできて凄く価値ある成果でした。

“ 「コード選考」の導入によって、
今までリーチできていない層からのエントリーも増え、
選考に進んでくれた学生は約7倍にもなった ”

一番大きな変化は、選考に進んでくれる学生が目に見えて増えたことです。「コード選考」を導入したことで、プログラミングができる人材を求めている会社だと認知してもらえたようです。

ロボコンや競技プログラミングへ積極的に参加するような学生から興味を持ってもらえたり、独学でプログラミングを勉強している文系の方にも力試しとして選考を受けていただいたりと、予想を大幅に上回る約7倍ものエントリーがあったのには非常に驚きましたね。

Trackを導入することで、これまでは弊社がアプローチできていなかった層を惹きつけられるのは嬉しいですね。今後は、高度なプログラミングスキルを見極める以外にも、より思考や発想、課題解決力などを測れる問題があるといいですね。思考力や発想力と実装力という二段階で評価できる問題を取り入れていきたいです。

フューチャー株式会社
「戦略」「業務」「技術」それぞれに深い知見とノウハウを持ち、経営戦略・IT戦略の策定から、システムの構築、保守運用までを一気通貫で支援。「経営とITを両輪でとらえ、実現まで落とし込める」という創業から現在までに至るチャレンジによって確立した優位性を強みとし、お客様へ未来価値の向上をもたらす。
  • 盛岡 美菜 様
    グループ人材戦略室
    グループリーダー

    フューチャー株式会社に入社後は、複数のプロジェクトを担当。当時から合同説明会などの採用イベントなどに積極的に関わる中で学生からの企業認知に課題を感じ、自らの意思でPR関連の部署へと異動。その後、会長よりミッションを受け、新卒採用を担当。現在は採用チームのリーダーとして新卒・キャリアとも更なる採用拡大を目指す。

  • 加藤 究 様
    Strategic AI Group
    シニアアーキテクト

    フューチャー株式会社に入社後、一貫してR&D部署に所属。顧客とのプロジェクトにおいて提供するためのアーキテクチャー設計やフレームワーク開発に従事する。現在は、AI案件に特化したグループにてテックリードを務める。エンジニアを志望する学生向けの採用企画から面接まで、採用活動全般に関わる。

この企業で利用している
製品・サービス

Track Test
Track Testは、エンジニアのプログラミングスキルをテストし、データに基づいて採用を決定するための技術採用プラットフォームです。

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