導入事例

トランスコスモス株式会社

アウトプット重視の開発課題を出題する研修と
現役エンジニア講師の納得感のあるフォローによって
配属後も自ら学び続ける「自学自走」の姿勢を醸成できた。

  • Bootcamp by Track
  • 育成・研修

トランスコスモス株式会社は、デジタルマーケティング・EC・コンタクトセンターなどのカスタマーフロントからバックオフィス(BPO)まで、複合的にお客様企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するサービスを提供。 世界28の国と地域に170拠点を展開。

  • 課題
    配属後も自ら学び続ける「自学自走」マインドを
    研修で習得させたいが、動画学習のみではアウトプット不足。
    習熟度も現場からの期待値に及ばない。
  • 解決策
    研修生の配属部署に応じたテーマの開発課題を出題。
    現役エンジニア講師による質問会で、
    一人ひとりの学習や開発課題のつまずきを解消した。
  • 成果
    研修生自らが立てた学習・開発計画の遂行と講師のフォローによる
    習熟度の向上で、開発課題は配属先の期待以上に。
    アウトプット重視の研修によって自学自走の姿勢も身に付いた。

課題

配属後も自ら学び続ける「自学自走」マインドを
研修で習得させたいが、動画学習のみではアウトプット不足。
習熟度も現場からの期待値に及ばない。

当社は、単にエンジニアとして開発に従事するだけではなく、顧客課題を自ら発見し、解決策を提案できるようなエンジニア人材の育成に注力しております。

当社の新人研修では、研修終了後に自学自走しながら配属先の先輩と共に学び続けることができ、顧客に価値提供ができるエンジニアになってもらいたいという想いがあり、「自学自走できるエンジニア人材」をテーマにしております。

以前は基礎的なスキルの習得を目的に、eラーニングツールでの動画視聴で研修生それぞれが自己学習を進めていました。しかし、動画視聴中心の学習だけでは学習内容が定着せず、なかなか習熟度が向上しませんでした。

実際に、配属先からは「研修生の習熟度はあまり高くないよね。」と声が上がったり、研修生からも「動画学習だけでは理解を深めるのが難しかった。」と苦しいコメントも寄せられたりしていました。

研修生が自学自走するためには、学習のアウトプットの機会と、
充実したフォローアップ体制が必要だった。

以前から先輩エンジニアが研修生をフォローアップしていましたが、研修生自ら質問する姿勢があまり見受けられず、課題に取り組む姿勢に問題があるのか、それとも遠慮して質問できていないのかが不明瞭で、研修生の学習状況や心理がわかりづらい状態でした。

そのような状況を鑑みて、自学自走の学習スタイルを取り入れるためには、アウトプットの機会を設け、研修生がつまずいた時にキャッチアップができる充実した個別フォロー体制が必要でした。

しかし、現場の優秀なエンジニアを研修講師としてアサインすることは主業務との兼ね合いもあるために現実的ではなく、研修生をフォローアップするための人的リソースが不足していました。

そこで、以前からハッカソン運営をギブリーさんと一緒に行っていた背景もあり、研修の設計から実施に至るまで、まさに“オーダーメイド”で柔軟にご対応いただけるギブリーさんにご相談しました。

他社様からもeラーニングツールなどのご紹介はいただいていましたが、研修設計から詳細にご相談できたのはギブリーさんだけでした。

解決策

研修生の配属部署に応じたテーマの開発課題を出題。
現役エンジニア講師による質問会で、
一人ひとりの学習や開発課題のつまずきを解消した。

元々実施していた動画学習に加え、研修生一人ひとりが個人で取り組む「開発課題」を新たに設けました。さらに「開発に必要な学習」と「実際の開発」に割り当てる時間配分は研修生自らが決めるものとし、研修生が自らの学習計画に当事者意識を持って取り組むようにしました。

Bootcamp講師の方には、3日に1回の頻度で、研修生の学習や開発に関する質問に対して解説講義を実施していただき、時には一人の研修生に対して個別で丁寧なフォローをしていただきました。

このように、テクニカルメンターのような役割を担っていただくことで、研修生一人ひとりの苦手をピンポイントで克服し、自己学習を促進して開発課題への取り組みをサポートしました。

“今も第一線で活躍する現役エンジニア講師だからこそ、
研修生は納得感を持って学ぶことができる。”

ギブリーさんの研修では、今も第一線で活躍する現役エンジニアが講師を担当してくださるので、研修生は高い納得感を持ちながら学習を進めることができたようです。

引き続き、当社のエンジニア社員にも研修生のフォローアップをしてもらっていましたが、Bootcamp講師の方には、研修生が先輩社員のエンジニアには直接聞きづらいようなカリキュラム自体に関する疑問にお答えいただいたり、「実は全然理解できていないんですけど…」という研修生のつまずきに対しても、丁寧に解説していただいたりしました。

また、研修生の学習・開発状況に合わせて、早い段階でのサポート内容の微調整や的確なアドバイスをしていただきました。

成果

研修生自らが立てた学習・開発計画の遂行と講師のフォローによる
習熟度の向上で、開発課題は配属先の期待以上に。
アウトプット重視の研修によって自学自走の姿勢も身に付いた。

研修生への個別フォローアップ体制の実現により、研修生全員が自学自走して習熟度が向上し、開発課題での目標を達成することができました。

また、研修生が先輩エンジニアに質問して自ら学ぼうとするなど、自学自走のスタンスが見受けられました。そういった研修生の学習姿勢を通じて、研修のテーマである「自学自走」を実現できたと実感しています。

さらに、研修後に実施した研修生のアンケートでは、「プログラムを書いて実装するだけではなく、顧客の課題を理解しながら開発する重要性を感じました。」「誰のために開発するのかを意識するようになりました。」などのコメントが寄せられていました。Bootcampの研修を経て、当社が目指す“顧客志向を持つエンジニア人材”に研修生たちが近づいていると感じています。

研修生全員が開発課題の目標を達成し、
現場からは「予想以上の成果だった。」というフィードバックも。”

研修生が取り組んだ開発課題のアウトプットに対して、現場のエンジニアからは「未経験者を含む研修生全員が、開発課題の目標をしっかりと達成できたのは予想以上だった。」というフィードバックをいただきました。

研修生のみなさんは、最初は自学自走の研修スタイルにハードルを感じている様子でしたが、研修後には「開発課題を通じてやり切る力をつけることができた。」という感想もいただいており、研修を経て自己の成長を感じ、自信をつけていることがわかります。

充実したフォローアップ体制の下で行う、開発課題を取り入れた自学自走の研修スタイルにはとても手応えを感じています。現場で求められるスキルもより広がっていくので、これからもギブリーさんと協力しながら研修を設計・運営していきたいです。学習コンテンツも拡充中とのことですので期待しております。これからもよろしくお願いします。

トランスコスモス株式会社
トランスコスモス株式会社は、デジタルマーケティング・EC・コンタクトセンターなどのカスタマーフロントからバックオフィス(BPO)まで、複合的にお客様企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するサービスを提供。 世界28の国と地域に170拠点を展開。
  • 木幡 正彦 様
    DEC統括デジタルトランスフォーメーション統括
    デジタルインタラクティブ事業本部
    サービス管理統括部
    サービス管理統括部サービス管理部
    HRマネジメント課課長

  • 後藤 玲奈 様
    サービス管理統括部
    サービス管理部
    HRマネジメント課

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