導入事例

盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校

教員のマンパワーや授業時間に制限されずに、
全ての学生が自らの学習進捗度に合わせて
プラスアルファの学習ができる環境を実現。
資格試験の合格率が導入前に比べて24%上昇。

  • Track Training
  • スキルアセスメント

本インタビューにお答えいただいた高橋先生は、毎年100名以上の学生のJavaのプログラミング教育を受け持ち、初級者のフォローアップとして補講を実施したり、中・上級者の学習したい内容に合わせて教材や課題を提供している。しかし、教員のマンパワーには限界があり、様々な習熟度の学生が混在する環境で一人ひとりにヒアリングしながら、理解できなかったポイントに合わせて適切な学習指導をするには時間が足りなかった。

  • 課題
    教員のマンパワーや授業時間数には限界があり、
    学習進捗状況の把握にも時間がかかる。
    100名以上の各学生の学習進捗度に合わせた課題の提供など
    実践力の習得に必要なフォローアップ工数の確保が難しい。
  • 解決策
    情報検定・J検の過去問等を含む、
    800〜1000問をTrack Trainingにアップロード。
    オンラインでいつでも、学生は教材を活用した学習ができ、
    教員は各学生の学習進捗度や正答率が把握できる環境を構築した。
  • 成果
    学生が自ら学習を進められる環境で習熟度が向上し、
    資格試験の合格率が24%も上昇した。
    また、自動採点機能によって試験の採点工数がゼロに。

課題

教員のマンパワーや授業時間数には限界があり、
学習進捗状況の把握にも時間がかかる。
100名以上の各学生の学習進捗度に合わせた課題の提供など
実践力の習得に必要なフォローアップ工数の確保が難しい。

私は、まるで遊ぶように楽しみながら自立学習し、企業が採用したいと思うような、魅力的なポートフォリオを作れるスキルを持ったエンジニアに、学生たちを育成したいと考えています。そのためには教材や演習課題を十分に用意し、自分たちが興味のある技術を自分で選択し、好きなだけ学べる環境を提供するのが、私の役目だと考えています。

当然ながら、入学時点ではほとんど学生がプログラミング初学者です。2年次になると約70%が中・上級者レベルになり、約30%が初級者レベルになります。これらの習熟度の差がある学生たちがそれぞれ次のステップに上がるためには、個別に課題を与える必要があります。

私は週3コマのプログラミングの授業で、毎回5問前後の課題を出題していました。すると、週に最大1500問もの課題の採点が必要になってしまいます。

学生たちが一生懸命書いたコードなので、細かく確認して、より良いコードが書けるようにアドバイスをしてあげたいのですが、他の業務もあるため、きめ細かく学習指導する余裕がなくなってしまうことも多々ありました。その場合は、提出したプログラムの動作確認のみで、変数名の付け方や処理効率を意識しているかなど、細かいコードレビューまで対応することができませんでした。

また、学生の学習への取り組み状況を適切に把握することも困難でした。具体的には、提出されるプログラムにどの程度の時間をかけて取り組んだのかが分からないため、5分程度の短い時間で正解にたどり着いたのか、悩んだ末に正解にたどり着いたのか、全く分からず手が出せずに諦めてしまったのかまで把握するには1人ひとりにヒアリングをして確認する必要がありました。そのため、全学生の真の理解度を把握するのが難しいことが多々ありました。

“資格試験に活かせる豊富な教材と
多様な出題形式ができるLMS(学習支援システム)を活用した
学習環境づくりが必要だった。”

授業時間数には限りがあるため、「もっとたくさんの技術を教えたい!」という強い気持ちがありながらも、2年間で卒業する学生たちに対しては、1つの言語で基本的なWebアプリケーション開発を習熟してもらうのが限界でした。授業や課題では、フロントは HTML、CSS、バックエンドは Java、SQL を使ってアプリを開発しています。しかし、もっとこだわったアプリケーションを開発したい学生は、独学で JavaScript の学習をして課題のアプリケーションに組み込むことに挑戦しています。このような学生に対して、通常のカリキュラムの中で JavaScript の授業を実施することは授業時間数の兼ね合いで難しく、学生たちは Web上にあるブログなどを参考に作成しているようでした。

そこで、個々の習熟度に応じて、いつでも自分に合った学習ができる環境を提供し、授業で扱っていない言語を学習したい中・上級者には授業以外でも追加で勉強できる環境を用意するため、LMS(学習支援システム)の導入を検討していました。

様々なLMSやeラーニングツールの中でも、「Track Training」は国家試験をはじめとする資格試験の勉強に活かせる教材を有し、プログラミング教材についても、穴埋め問題や自由記述問題、ユニットテストなどの多様な出題形式を揃えています。また、資格試験の過去問題や私自身が普段使用しているオリジナルのプログラミング教材をアップロードして使用できる点も便利に感じ、将来的にTrainingを活用して学習環境を充実させたいと思ったので、Trainingの導入を決めました。

解決策

情報検定・J検の過去問等を含む、
800〜1000問をTrack Trainingにアップロード。
オンラインでいつでも、学生は教材を活用した学習ができ、
教員は各学生の学習進捗度や正答率が把握できる環境を構築した。

これまで私が使用していた数多くの教材をTraining上にアップロードし、オンラインでいつでも学生が教材を活用して課題演習や試験対策ができるようにしました。

例えば、資格試験である情報検定「J検」の過去問800〜1000問程度をTraining上にアップロードし、合格を目指して学習を進めてもらっています。特に試験直前には、多くの学生が休み時間なども利用しながら集中的に試験対策に取り組む様子が見受けられ、とても有効活用してもらっています。オンライン上で学習ができるため、隙間時間を有効に活用することができるようになりました。

また、Training上では一人ひとりの学習進捗状況や正答率などが可視化され、習熟度の把握に非常に役立っております。具体的には、与えられた課題に対して何度コンパイルしてテストを実行したか、何分かけてこのコードを提出したのか、提出されたコードに至るまでの途中経過のコードはどうだったのか等、細かい情報を簡単に閲覧できるため、今までヒアリングをしてこれらの情報を得ていた時間を、学習指導に割り当てることができるようになりました。これにより、「この学生はこのレベルの問題はスラスラ解けているので、もっと難しい問題にチャレンジしてもらおう」、「この学生はこの問題に苦戦しているようなので、もう少し易しい問題からチャレンジしてもらおう」というように、より一人ひとりに適切な学習指導ができるようになりました。

また、提出したプログラムの動作確認は自動で実施してくれるため、採点にかかっていた工数も削減し、実践力を身に付けるためのプラスアルファのアドバイスがより多くできるようになりました。
さらに、自動採点をすることにより、以前までは課題のコードを提出してから合否が得られるまでに1〜2日かかっていたところが、即時に自分のプログラムの合否が分かるようになり、学習効率の向上にも繋がりました。

さらにオフィシャルの学習コンテンツも豊富なので、各々の理解度や学習したい内容に適した学習コンテンツを選択してあげるだけで、JavaScriptなどのプラスアルファの学習内容を提供できるようになりました。今まで本校では提供していなかった、 AI 関連の開発演習ができるようになったところも魅力的でした。Web上での学習で得られるのはピンポイントな知識が多かったので、その場でしか使えない解決手法を身に付けてしまいがちでした。しかし、オフィシャルコンテンツは学習する順番が体系的に整理されているため、網羅的な知識を身に付けることができました。

“自動採点によって、約100名分の試験の採点工数を3時間からゼロに。
教員はすぐに試験結果を把握して評価でき、
学生も自分の頑張りを実感して学習意欲が向上した。”

Trainingを定期試験や期末試験にも活用しています。Trainingはリアルタイムで自動採点をしてくれるので、これまで1回の試験で3時間程度かかっていた115名の試験結果の採点工数がゼロになり、業務効率化ができました。また、解答時間や正答率、標準偏差など、これまで時間をかけて算出していた数字がすぐにわかるので、より学生の学習状況を把握しやすくなりました。

スキルが可視化されることに加えて、試験対策の勉強時間も可視化され、学生一人ひとりの頑張った軌跡を見ることができ、結果だけではなく勉強のプロセスに対しても褒めてあげられるようになりました。また、このように学生の回答状況を把握できるおかげで、適切な難易度の試験問題の作成にも役立っています。

導入以前は、採点が完了するまで数日程度は試験結果を待ってもらっていましたが、Trainingでは自分のスコアがすぐに分かり、試験結果に「Sランク」などのランクが付けられたりするので、「今週中にAランクを取るぞ」など自ら目標を設定して何度も問題演習に取り組むなど、ある種のゲーム性を感じながら楽しんで学習してくれているなと感じます。

成果

学生が自ら学習を進められる環境で習熟度が向上し、
資格試験の合格率が24%も上昇した。
また、自動採点機能によって試験の採点工数がゼロに。

Training上で学生一人ひとりのスキルを可視化し、豊富な学習コンテンツや教材を提供することで、全ての学生が自らの理解度や学習進捗度に合わせて、いつでも好きな時に自分に合った内容の学習ができる環境を実現しました。

また、そういった学習環境で学生の自立学習が促進されたことで、情報検定「J検」のシステムデザインスキルの合格率が、前年の47.0%から71.0%に上昇しました(24%増)。

Trainingを活用することで今まで手動で行っていたものを自動化することができました。、その分の空いた時間を使って充実したフォローアップ対応や適切な課題の提供が可能になり、資格試験合格率の向上という結果にも繋がりました。

“学生同士がお互いの頑張りを知り、集団で頑張る意識が芽生えた。
1つのPCを囲みながら演習問題を解く姿も。”

学生たちは、Trainingのリアルタイム自動採点によって友達とゲームで遊ぶように課題演習をしてくれています。また、スキル可視化によって他の学生の頑張りも見えるため、集団で頑張る意識が芽生えたと思います。実際に、学生同士で集まって一つのPCを囲みながら演習問題を解いている様子も多く見受けられました。

今後は、授業で使用する教材を全てTraining上にアップロードし、Training上のオフィシャル教材を活用することで授業準備工数を削減したり、教員間での教材資産の共有や授業の引き継ぎを楽にしたり、試験での活用を進めてさらに業務効率化を進めたりしようと考えています。また、長期休暇中の課題として教材を活用するなど、活用の幅を広げていきたいです。これからもよろしくお願いいたします。

盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校
1986年12月26日岩手県設置認可。1987年4月、県内初の本格的な情報処理教育を行う専門学校として開校。単科(情報系学科)でのスタートから、高度情報工学科・総合システム工学科・ネットワークセキュリティ科・情報システム科・情報ビジネス科・総合デザイン科・デザイン科と徐々に学科コース構成を広げ、現在は、7学科11コースを設置。幅広い分野の人材育成を行っており、豊かな人間性と専門知識を兼ね備えた本学の学生は、社会に出てからも多方面で活躍している。
  • 高橋 洋平 様
    教務部 教員

この企業で利用している
製品・サービス

Track Training
Track Trainingは、企業のデジタル化に必要なスキルギャップを埋めるテクノロジー人材育成プラットフォームです。

詳しく見る

この記事をシェアする

関連する資料はこちら

  • 高い習熟度にコミットする 実践型のデジタル人材研修サービス『Track Training』 のご案内資料

    ダウンロード
導入事例トップに戻る
イベント・セミナーを見る