導入事例

株式会社ラキール

可視化されたスキルに応じたレベル別研修により、
新入社員約30名の最終アセスメント結果の平均が
全国平均を上回った。
配属先の現場で再教育が必要な研修生が大幅減少した。

  • Track Training
  • Bootcamp by Track
  • スキルアセスメント
  • 育成・研修

株式会社ラキールは、最先端の技術を駆使して「LaKeel DX」をはじめとする独自のプロダクトやサービスを展開し、企業のDXを推進している。新卒エンジニア採用においては、入社時のプログラミング経験は不問で、自ら課題解決できる思考・意欲を重要視した採用を行っている。
一方の同社の新人研修では、プログラミング初級者から上級者が混在し、全員一律のカリキュラムでは習熟度にバラつきがあることが課題に。その解決策としてレベル別研修の実施を検討するも、レベル別のカリキュラムを設計するためのノウハウや運営するための社内の人的リソースが不足していた。

  • 課題
    研修生のプログラミングスキルを把握する術やノウハウが無いため
    内製研修では一律カリキュラムしか実施できない。
    学習の伸びにバラつきがあり、
    配属先の現場で再教育が必要な研修生が出てしまう。
  • 解決策
    研修前にアセスメントテストで研修生の習熟度を把握。
    上級者が初級者をフォローする役割を担いながら、
    グループごとに難易度の異なるカリキュラムを実施した。
  • 成果
    初級者が脱落せず、上級者もさらに習熟度を高められる
    レベル別研修を実現。
    最終スキルアセスメントでは全国平均点を上回り、
    現場からの不満の声も大きく減少した。

課題

研修生のプログラミングスキルを把握する術やノウハウが無いため
内製研修では一律カリキュラムしか実施できない。
学習の伸びにバラつきがあり、
配属先の現場で再教育が必要な研修生が出てしまう。

当社は、最先端技術を駆使した「LaKeel DX」をはじめとする独自のプロダクトやサービスを展開し、企業のDXを推進しています。事業計画に基づき、自ら課題解決できる思考と意欲を持った約30名の新卒エンジニア人材を、スキルレベルを問わずに毎年採用・育成しております。

したがって、当社の新人社員には未経験者や上級者が混在しているために“スキルレベルのばらつき”が大きく、そういった状況下で全ての新人社員の習熟度を向上させられる研修を実現しなければなりませんでした。

しかし、未経験者から上級者までの研修生一人ひとりの習熟度が管理できておらず、様々なスキルレベルに適したカリキュラムを提供するノウハウがありませんでした。また、約30名の研修生一人ひとりをフォローアップしていくための社員の人的リソースも不足していました。

多くの研修生が配属先で学び直しが必要になり、
現場のエンジニアからは不満の声が。
研修生からも「あまり理解できなかった」との感想も。

そのような状況下で、多くの研修生が配属可能レベルに満たない状態で現場配属されてしまったので、配属後に現場での学び直しが必要になりました。

その結果、学び直しとして教える時間や作業量が現場エンジニアの負担になり、現場からは多くの不満の声が上がりました。また、研修生からも「研修内容がよく理解できなかった。」と苦しい声が寄せられていました。

そういった当時の状況下で、将来的に継続して約30名の未経験者や上級者が混在する新卒エンジニア人材を採用し、どの配属先でも活躍できるスキルレベルに育成する研修を実現するためには、社内の人的リソースや研修設計ノウハウだけでは難しいと判断しました。

解決策

研修前にアセスメントテストで研修生の習熟度を把握。
上級者が初級者をフォローする役割を担いながら、
グループごとに難易度の異なるカリキュラムを実施した。

まず、研修開始時のスキルアセスメントを実施し、さらに毎週1回の定期的な習熟度テストを行いながら研修生のスキルを可視化し、下位層、上位層、超上位層に分類しました。そして、Bootcamp講師の研修設計ノウハウを活かして、復習を前提としたスキルレベル別のカリキュラムを実施しました。

新人社員の中でも優秀な超上位層には、下位層へのフォローの役割を果たしてもらい、自ら教えることで学習定着率を向上させました。また、上位層もスキルアップしていけるように、応用問題にチャレンジして応用力や実践力を磨きました。

一方、下位層はしっかりと現役エンジニア講師のフォローアップを受けながら、基礎力を定着させるための復習や補講での学習に注力しました。

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“研修生一人ひとりの習熟度を把握した上で
現役で活躍しているエンジニア講師が適切にフォローアップしてくれるので
未経験者から上級者まで安心して育成をお任せしました。”

実際に現役で活躍しているエンジニアの方が講師として研修を運営し、下位層のフォローアップから上位層のレベルアップまで研修生一人ひとりのレベルに応じてきめ細かくサポートしてくださるので、安心して研修運営をお任せしました。

また、Track Trainingを活用して研修生全員の習熟度を管理しているので、属人的ではなく客観的にスキルを可視化した上で、必要なフォローアップを実施することができたのだと思います。

研修後アンケートからもわかりましたが、研修生が学習内容への高い理解度を実感しながら学習を進めることができていました。当社の研修では比較的高いレベルのカリキュラムを組んでおりますが、Bootcamp講師によるフォローアップ体制によって研修生の理解は促進されていると思います。

成果

初級者が脱落せず、上級者もさらに習熟度を高められる
レベル別研修を実現。
最終スキルアセスメントでは全国平均点を上回り、
現場からの不満の声も大きく減少した。

スキルの可視化によって実現したレベル別研修と、現役エンジニア講師によるフォローアップ体制によって、未経験者から上級者まで研修生全員の習熟度を向上させることができました。

研修中には、習熟度テストや上級者向けの応用問題など様々なテストを実施しましたが、ほぼ全ての問題において研修生の平均点が全国平均を上回ることができました。その結果、研修終了時の実装問題のスキルアセスメントの平均点も同様に、全国平均以上のスコアを上回ることに繋がりました。

昨年度もギブリーさんにBootcamp研修をお願いしておりましたが、昨年度と同様に高い習熟度で推移しております。当社が設けている一定の水準のスキルレベルまで研修生全員が習熟し、どの配属先でも活躍できるエンジニアを継続して新人研修で育成できていると思います。

以前は多く寄せられていた現場から不満の声も大きく減り、
研修生の満足度は業界水準を上回っています。”

配属後の学び直しなどが減少し、現場から寄せられていた不満の声も大きく減少しました。

研修生からも、下位層や上位層に関わらず「幅広いスキルを習得することができた。」との声が多く寄せられ、満足度も業界水準に比べて高い評価になりました。当社が目指していた「研修生全員が満足できる研修」のみならず、「現場が喜ぶエンジニア研修」を実現できたと感じています。

ギブリーさんには、当社のニーズに合わせてカスタマイズされた研修を、約3年間に渡って設計・実施いただいております。これからは既存のカリキュラムを踏襲しつつ、当社により最適な新人研修を設計・実施し、毎年新人社員をしっかりと配属可能なレベルまで育成し、現場に喜んでもらえたらと思っております。これからもよろしくお願いします。

株式会社ラキール
2005年6月10日創立。2012年8月より独自のプロダクトブランドLaKeel(ラキール)シリーズの提供を開始。クラウド基盤を中心に、コマース・人事・会計・データアナリティクス・メッセージングなど、先進的なアーキテクチャと深い業務理解を基に構築された様々なプロダクトを展開しています。2021年7月東京証券取引所マザーズ(現東京証券取引所グロース市場)に上場。ビジネスのコアに変革をもたらすプロダクトを提供し続け、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しています。
  • 牛久 朝久 様
    コーポレート本部
    コーポレート第4Group
    グループリーダー

  • 塚本 有香 様
    コーポレート本部
    コーポレート第4Group
    採用教育Team

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Track Training
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