■Speaker 情報
ウイングアーク1st株式会社 People Success部 依田 彩那 様 新卒で自動車部品メーカー入社、採用担当(新卒・中途)として技術系職種を中心に採用活動に携わった後、法人営業職として事業の前線を経験。その後、自身の裁量を増やしながら仕事をしてみたいと考え、同社へ入社。現在は新卒教育および全社教育に携わりながら、キャリア開発にまつわる施策も担当する。 株式会社ギブリー オープン研修 カスタマーサクセスチーム 渡辺 彩花 株式会社ギブリーの研修事業部のカスタマーサクセスとして、研修の企画・運営・受講生の面談などに従事。 オープン研修には、研修企画設計・カリキュラムの設計担当者・クラス担任を務める。■イベント概要
採用戦略に磨きをかけ、各社がハイスキルな新卒エンジニアの獲得を進めています。そうした努力により人材の質が向上すると必要になってくるのが、より高次の研修を提供する「新卒研修ベンダー」への切り替えです。 今回は2023年度に弊社との研修切り替えを経験されたウイングアーク1st株式会社の研修担当・依田さんに、研修ベンダー選定前の軸作りから、実施前の不安、そこからの成果まで伺いました。■会社紹介
渡辺:本日は、ウイングアーク1st株式会社の新卒研修担当であり、研修ベンダーの切り替えご担当者である依田彩那さんにお越しいただいております。依田さん、本日はよろしくお願いします。 依田さん:よろしくお願いします。 渡辺:では早速ですが、ウイングアーク1st様の事業紹介をしていただければと思います。 依田さん:当社の主要な事業の一つは、帳票・文書管理ソリューション事業です。国内シェアNo.1の帳票基盤ソリューション 『SVF』や電子帳票プラットフォーム『invoiceAgent』を展開しております。 二つ目は企業のデータ活用を促進するようなソフトウェアを開発するデータエンパワーメントソリューション事業です。10億件のデータを1秒弱で処理できるデータ分析基盤『Dr.Sum』、多様な形式にデータを可視化するBIダッシュボード『MotionBoard』などのツールをご提供しております。 また、アナログ業務をなくすためのコミュニケーションプラットフォーム『dejiren』なども当社の事業でてがける製品です。 渡辺:多様な製品群が新卒採用においても魅力になっているようですよね。今回お任せいただいた2023年卒の新卒研修受講生の方々からも、「自分はこのプロダクトの開発を任されたくて入社しました」という声が上がっていました。■ハイスキルな新卒エンジニアを満足させる研修を求めて切り替えを検討
渡辺:それではウイングアーク1st様のエンジニア向け新卒研修設計と研修ベンダーの切り替えについてお話を伺っていきます。研修全体は三段階に分かれてらっしゃいますね。


■決め手となった”開発職が満足できる研修設計”とは
渡辺:ここで、「研修ベンダーを乗り換える際の最終的な決め手や動機についてお伺いしてみたい」と、イベント参加者の方からご質問いただいています。
■フルオンラインへの不安が消えた、新卒エンジニアの教え合い
渡辺:ここからはウイングアーク1st様にTrackのオープン研修をお選びいただき、どのような内容を実際にご提供したかを私から紹介します。 こちらが2023年度のグランドデザインです。

■繁忙期に1on1で状況を共有してもらえる。任せられるベンダーを選ぶ重要性
渡辺:実際に研修ベンダーを切り替えた2ヶ月半の研修でしたが、この成果について以下、4つのポイントをあげていただきました。 ①チームでの開発経験 ②体系的な知識習得 ③受講者同士の交流による意欲向上 ④人事業務の負担軽減 これらの成果について一つずつ深掘りをお願いしてもよいでしょうか。



■新卒メンバーと共に研修を作る鍵は”オンライン&フラット”
渡辺:最後のまとめの前に、イベント参加者の方から質問をいただいています。「研修のオンラインへの切り替えを社内で提案する際、社内の不安を取り除く必要があると思いますが、どのようなポイントで議論しましたか?」とのことですが、いかがでしょう。 依田さん:おっしゃる通りで、切り替えを進める私たち自身ですらも「フルオンライン大丈夫か?」という不安を持っていました。なので、研修初期は新卒社員に出社で参加してもらうところから始めることにしたんです。 そこからメンバー達に相談すると「自宅の方が環境が整っているので、もっとオンライン増やしてもらって大丈夫です」という話が出て、徐々に自宅の日が増え、チューニングできていきました。 フルオンラインだったからこそオフラインとのバランス調整がしやすいというのがありましたね。 渡辺:最後のまとめの前に、イベント参加者の方から質問をいただいています。「研修をオンラインに切り替える際の社内で提案する際、社内の不安を取り除く必要があると思いますが、どのようなポイントで議論しましたか?」とのことですが、いかがでしょう。 依田さん:切り替えにあたっての不安材料は多々ありますよね。ここからはまとめになりますが、実際にベンダーの切り替えを経験して、"新卒メンバー達と相談しながら研修を一緒に創り上げていく"というやり方も面白く、アリなんだなと感じました。 そのためにも研修ベンダー選定では「フラットに会話のできるベンダーに依頼する」のが大事ですね。 ギブリーさんとは1on1以外でも定期的にお話でき、伴走してくださった実感があります。おかげで自分達の目指す研修ができていきました。来年度もレベルアップするメンバーに対応していく研修づくりを色んな観点で共に考えていければと考えていますよ。 渡辺:温かいお言葉、とても嬉しいです。今日は研修ベンダー選定について詳しく経験をシェアしてくださり、本当にありがとうございました。 依田さん:ありがとうございました。- Writer
- AgileHR magazine編集部
- エンジニアと人事が共に手を取り合ってHRを考える文化を作りたい。その為のきっかけやヒントとなる発信し続けて新しい価値を創出すべく、日々コンテンツづくりに邁進している。
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