生成AIの企業活用を支援する株式会社ギブリー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:井手高志、以下当社)は、2024年8月より上智大学大学院応用データサイエンス学位プログラム(修士課程)から依頼を受け、上智大学院生を対象とした「先端技術によるLLMシステム開発手法論」の授業を開講しました。
当社のエグゼクティブテクニカルアドバイザーとして、企業の生成AI構築支援を行う森重真純(もりしげ・ますみ)が非常勤講師として登壇し、大規模言語モデル(Learning Language Modell、 以下LLM)を企業内部で活用するための実践的なファインチューニング手法や、生成AIに外部情報の検索システムを組み合わせて企業独自の生成AIを構築するるRAG技術に関する全5回の講義を2日間で行いました。
実施の背景
LLMをはじめとした生成AI技術は非常に速いスピードで進化を遂げています。上智大学では、まだ勃興期である今の時期から生成AIの活用に学生が慣れ親しむことにより、今後の生成AI技術発展にも対応できる人材になることを期待し、生成AIの活用技術を扱う授業の開講が決定されました。同大学においては、LLMの基礎理論は従来の学内の枠組みおよびプログラムで対応可能な一方で、LLMのファインチューニング手法やRAG技術等のLLM活用技術おいては、実際の社会における活用用途やデータ環境の構築理解が重要となることから、企業における独自の生成AI環境の構築やRAG構築・運用実績のある企業との協働を模索していました。 そのような状況の中で、当社の生成AIに関する金融からメーカーの研究開発部門まで幅広い開発運用支援実績があり、学生の皆様に対してより実践的な知識を提供できる点で当社をご評価いただき、小林裕亨准教授より生成AI領域の講義開設に向けた協業の依頼を受けて開講いたしました。
「先端技術によるLLMシステム開発手法論」カリキュラムについて
本講義においては、数学や情報工学といったアカデミックな基礎知識の習得にとどまらず、ビジネスの中で生成AI技術がどのように活用できるのか、理解を深めることを目指します。 br> 講義内では、グループワークや実際に手を動かしてRAGシステム構築をおこなうハンズオン形式を取り入れた、実践的な授業形式で学習を行います。
講義概要
生成AIは、インターネットやスマートフォンに匹敵するほどの技術革命だと言われています。特に、LLM(Large Language Model)を使用したシステムを構築することにより、これまでのホワイトカラー業務を大幅に効率化できます。この講義では、LLMシステムの開発をするための実践的な開発手法論を習得することを目指します。具体的には、生成AIやLLMシステムの基礎知識を理解した上で、Pythonを用いたLLMシステムの開発手法を学びます。
到達目標
1)生成AIおよびLLMの基礎知識を理解する
2)RAGシステムの基礎知識を理解する。
3)Pythonを用いて、生成AIによる文章作成をできるようになる。
4)Pythonを用いて、RAGシステムを実装できるようになる。
5)RAGシステムの要件定義をできるようになる
内容
1)生成AIおよびLLMの基礎知識
2)ビジネスにおける生成AIの利活用
3)RAGシステム / Fine-tuningの概論
4)LangChainおよびSemantic Kernelを用いたRAGシステムの開発手法論
5)実践的なケースワーク #1
6)実践的なケースワーク #2
7)最終発表・総まとめ
先端技術研修のお問い合わせ先について
株式会社ギブリーでは今回ご紹介した、RAGやLLMといった生成AI領域の育成・研修の他、総合職からエンジニアまで、DXを推進される企業様向けに幅広い研修カリキュラムを提供しています。 ご関心いただけましたら下記URLよりお問い合わせください。
生成AI・RAG研修に関する資料ダウンロードはこちら
https://tracks.run/campaign/contact-ragdocument/
その他に関するお問い合わせ・資料請求はこちら
https://tracks.run/training-contact/
株式会社ギブリーについて
ギブリーは「すべての人が物心豊かな社会を実現する」をビジョンに掲げ、
HR Tech/Marketing DX/Operation DXの3事業を柱に、
「世界で必要とされる、本質価値を生むテクノロジー企業体」として、
“世界標準”のサービスを生み出し続け、日本の再生に寄与します。
会社概要
社 名 :株式会社ギブリー
所在地 :東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル8階
代表者 :井手 高志
設 立 :2009年4月28日
資本金 :10,000,000円
事業内容:・HRテック事業(Track)
・マーケティングDX事業(DECA)
・オペレーションDX事業(法人GAI|MANA)