
生成AIの企業活用支援やデジタル人材の採用・育成・評価のためのHRプラットフォーム「Track(トラック)」を提供する株式会社ギブリー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:井手 高志、以下ギブリー)は、企業の中堅エンジニア向けに「LangChainを活用したRAG開発実践」をテーマにした2日間のオープン研修を開催いたします。
本研修は、2024年1月よりギブリーで提供開始した「LangChainを活用したRAG開発実践研修」を、お客様の実態やご要望に合わせて講義内容や日数、参加可能な最低人数をアップデートしたものです。参加者は、社内で保有するデータ等の、生成AI自体が持っていない外部データを参照させる手法の1つとして注目されているRetrieval Augmented Generation(以下:RAG)技術を習得できます。
「RAG技術」とは
RAG(Retrieval-Augmented Generation)技術とは、生成AIが外部データベースや検索エンジンから関連情報を取得し、その内容を取り込みながら回答を生成する仕組みのことです。
従来の生成AIが事前学習済みの知識だけで応答していたのに対して、RAGは生成前後に検索プロセスを挟み、必要な情報をリアルタイムに補完します。これにより、最新かつ専門的な知見を反映した高精度なアウトプットが得られる点が大きな特徴となっています。

▲RAG技術の仕組みを示した概念図
「RAG開発実践」公開講座提供の背景
多くの企業が要約や翻訳など単一タスクで生成AIを活用する一方、最新情報を検索して反映する RAG(Retrieval-Augmented Generation)の導入は、機密データを安全に扱える環境と専門知識の不足から停滞しています。その結果、ユーザーが細かなプロンプトを繰り返す非効率が残り、期待した精度や業務改善効果を得られにくい状況です。
この課題を解消すべく、600社超の生成AI導入支援で培った知見を基に、当社は公開講座「RAG開発実践」の提供を決定しました。
講座では生成AIの基礎から RAG の精度向上、運用を支える LLMOps までを短期集中で学習し、LangChain を使ったハンズオンでミニマムな RAG プロトタイプを構築。実務で RAG を実装・運用したいエンジニアに最適なプログラムです。
「RAG開発実践」公開講座の特徴
特徴① |
RAG精度改善まで踏み込むため、より実務的で即効性のあるスキルが身につきます |
特徴② |
豊富な導入実績をもとに、単なる技術講義にとどまらず、現場でのリアルな課題解決手法をフィードバックとして提供します |
特徴③ |
これまで2000名以上に生成AI研修や 実際に生成AIプロジェクトに携わる講師が、参加者一人ひとりに個別のフィードバックを行い、技術的・業務的な課題解決に丁寧に対応します |
「RAG開発実践」オープン研修の概要
講座名 |
LangChainを活用したRAG開発実践研修 |
講座概要 |
この講座では、LangChainと言われるLLMシステムの開発パッケージについて学び、効率的にLLMのシステムを開発するための手法論を学びます。また、その中でも、ビジネスの分野で多く使われるRAGと言われる手法の実装方法を中心に扱います。 |
対象者 |
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開催形式 |
複数社が参加する公開講座 |
講座日数 |
2日間 |
開催日程 |
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申込締切 |
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参加人数 |
1社につき最小1名〜参加可能 ※各回3名以上集まった場合のみ決行します。 |
「RAG開発実践」公開講座のカリキュラム
本研修は、以下のカリキュラムを実施します。
単元 | カリキュラム Day1(基礎編) |
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生成AIの概論 |
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LangChainの基礎 |
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RAGの基礎 |
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単元 | カリキュラム Day2(発展編) |
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RAGを用いたChatBot |
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プロンプトデザイン |
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LangChainの基礎 |
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RAG精度改善 |
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講師例

- 森重 真純(もりしげ ますみ)
経歴
・慶應義塾大学大学院 修士課程 修了 ・日本IBM株式会社にデータサイエンティストとして入社
・株式会社Galirageを創業、代表取締役CEO ・Givery 技術パートナー・エグゼクティブテクニカルアドバイザー ・上智大学非常勤講師 - 学生時代に始めた6年間のフリーランス経験を含めると、100を超えるプロジェクトに参画。生成AIに関する教育関連事業にも積極的に活動し、YouTubeでの教材発信・Zennなどへの執筆活動なども行う。直近では、大手メガバンクや大手製薬企業における生成AIシステムの戦略策定やシステム開発に従事(その他に18社のプライム上場企業への支援実績あり)。『AIとコミュニケーションする技術(インプレス出版)』著者。

- 茂木 隼人(もてぎ はやと)
経歴
・青山学院大学大学院 修士課程 修了 ・日本IBM株式会社にデータサイエンティストとして入社 ・株式会社Galirageに入社、取締役COO - 学生時代は量子力学の研究に没頭。日本IBMにて業務再設計、業務効率化、需要予測、DX推進など多岐にわたるプロジェクトに従事。データサイエンティストとして分析業務を担当しつつも、コンサルタントとしての役割を中心に活動。 Galirage入社後は、生成AIシステム開発や生成AI戦略策定支援をはじめ、幅広い領域で活動。最近ではRAG研修など生成AI関連の研修講師を多数務め、大手SIerや大手製造業など、オンライン・オフライン含め豊富な登壇実績を持つ。

- 越原 崚(こしはら りょう)
経歴
・京都産業大学 卒業 ・株式会社Galirageに入社、CRO(Chief Research Officer) - 学生時代より、生成AIの開発プロジェクトにフリーランスとして参画し、これまでに30以上の生成AIプロジェクト(戦略コンサルティング、システム開発など)に従事。直近では、大手メガバンクの生成AI戦略コンサルティングやテクニカルアドバイザーを務めるほか、大手製薬会社の画像生成AIモデルのPoCや、生成AIを用いた電話応対システムの開発などを牽引。また、研究開発室のチーフとして、生成の研究開発に従事し、新規なRAG精度改善手法を提案する論文も公開。
2024年のRAG研修ご利用企業様の声
リコーITソリューションズ株式会社

【導入事例の全文は以下よりご覧いただけます】
生成AIのスピード感に適応した 「人材開発と製品開発サイクル」を構築。 中堅社員向けRAG研修で3ヶ月後にAI製品をリリース※記事はこちら
お問い合わせについて
ご不明点のお問い合わせや、記載日程以降の開催スケジュールの案内をご希望される方は以下のURLよりお気軽にご連絡ください。
https://tracks.run/training-contact/
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デジタル人材研修サービス「Track法人向けIT研修」とは

すべての社会人に“DXスキル”を習得させる実践型のデジタル人材育成研修サービスです。 スキルアセスメントの結果を元に企業で求める職種別のスキル・育成ゴールに合わせたスキルマップの策定や、研修設計・運営を一気通貫で行います。
【三つの特徴】
- 経済産業省「デジタルスキル標準」に完全準拠
- 最大75%の研修費用削減を助成金で可能
- ビジネスアーキテクトや生成AI活用人材を育てる
<「Track法人向けIT研修」公式Webサイト> https://tracks.run/training/
株式会社ギブリーについて

ギブリーは「すべての人が物心豊かな社会を実現する」をビジョンに掲げ、
HR Tech/Marketing DX/Operation DXの3事業を柱に、
「世界で必要とされる、本質価値を生むテクノロジー企業体」として、
“世界標準”のサービスを生み出し続け、日本の再生に寄与します。
会社概要
社 名 :株式会社ギブリー
所在地 :東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル8階
代表者 :井手 高志
設 立 :2009年4月28日
資本金 :10,000,000円
事業内容:・HRテック事業(Track)
・マーケティングDX事業(DECA)
・オペレーションDX事業(法人GAI|MANA)
・AI開発支援事業(Givery AI Lab)
・URL:https://givery.co.jp