導入事例

株式会社インテリジェント ウェイブ

Trackの試験問題をeラーニング教材として提供することで自学力の向上を実現することができた。

  • Track Training
  • 育成・研修

長年に渡り、業界特化のシステム開発を行っていたが、企業の拡大に伴い、新規ビジネスを創出できるようなエンジニアが必要となっていた。今まで築き上げてきたIT基盤のさらなる活用と、次世代のビジネスを担う若手エンジニアの育成をミッションとする。

  • 課題
    新卒入社者に対して限定的な育成施策しか無く、
    社内から学習意欲の低下が課題として挙がった。
    それぞれのスキルレベルに合わせた学習教材を用意できていなかった。
  • 解決策
    プログラミングスキルとITリテラシーを向上させるため
    Trackオフィシャル問題から複数問をピックアップし、
    配属職種やスキルレベルに応じた試験コースを配信。
  • 成果
    経験有無にかかわらず
    プログラミング学習に取り組める支援環境を実現。
    定期で実施するITリテラシーテストの結果が平均30点向上し、
    自学習でスキルを身に付けるという狙いどおりの施策ができた。

課題

新卒入社者に対して限定的な育成施策しか無く、
社内から学習意欲の低下が課題として挙がった。
それぞれのスキルレベルに合わせた学習教材を用意できていなかった。

弊社ではプログラミング経験の有無に問わず新卒採用を実施しているのですが、1年〜3年目に対して会社の意図するような育成施策ができていませんでした。一般的な新人研修と併せて現場でのOJTを中心とした育成が中心となっており、現場での工数負荷や育成期間の長さ、スキル習熟度の観点から研修の在り方が課題として挙がりました。

“ スキルレベルがばらばらな新卒社員への学習環境を充実させるために、豊富な試験問題を持つTrackを選びました ”

そこでプログラミングスキル判定ツールを導入し、習熟度を計測しようと試みました。ですが、問題難易度が高くアルゴリズム領域に偏っているというツール特性があり、残念ながら弊社若手社員に広くマッチするようなツールではありませんでした。こちらから問題に対しての要望を出していたのですが、なかなか反映されないということもあり、Trackのお話を伺いました。

改めてTrackの話を聞いてみると、知識問題からアルゴリズム、実装問題と幅広い領域の問題を持っているということで、多くの社員にマッチするのではと思い、使わせていただくことになりました。

解決策

プログラミングスキルとITリテラシーを向上させるため
Trackオフィシャル問題から複数問をピックアップし、
配属職種やスキルレベルに応じた試験コースを配信。

弊社組織が社員育成方針として掲げる、自ら学び新しいビジネスを創造する人材へなってもらうには、自ら学ぶ姿勢やマインドをまずは育てる必要がありましたので、Trackの導入と同時期に社内で「IWIカレッジ」という育成プログラムを立ち上げました。

そこでは、入社1~3年目の若手社員4名ほどに対して先輩社員のメンターが1名付き、新しい知識や不足しているスキルを補完する学習習慣を身に着けるよう、会社が提供している環境や制度を利用してもらっています。Trackはプログラミングを簡単にさくっと学べる環境として用意をしています。

※「IWIカレッジ」の詳細についてはこちらの記事をご参考ください。

“ 身につけて欲しいプログラミングスキルとITリテラシーの習得はTrackで補うことができています。”

Track導入初期には、プログラミング試験を一斉受験してもらい、解答の傾向から職種別や身につけた方がいい知識、スキル別の27コースをカスタマーサクセスの方に準備していただきました。試験結果のサマリはメンターにも配布し、若手社員のスキル把握に役立ててもらいました。

どの問題、コースを選ぶかはメンターそれぞれに任せていますので、若手社員とのコミュニケーションを通じて適切な試験コースを配信してもらっています。プログラミング未経験の社員には学習機能も開放しています。読み物コンテンツからインプットを始め、穴埋め式の演習問題などを使いながら、段階的にプログラミングスキルの習得ができるような環境を設けています。

成果

経験有無にかかわらず
プログラミング学習に取り組める支援環境を実現。
定期で実施するITリテラシーテストの結果が平均30点向上し、
自学習でスキルを身に付けるという狙いどおりの施策ができた。

身体測定のような位置付けで、年2〜3回ITリテラシーの向上度合いを測るテストを実施しています。幅広いITリテラシー問題をTrackや研修を利用して得た知識で問いてもらうという形式なのですが、2月に受験した結果と、6月に受験した結果を比較すると平均点が30点上がっていました。この結果がすべてという訳ではないのですが、複数の環境を利用した自主学習効果として、それなりに知識量が増えていると認識しています。

また、報告会でメンターから「学習意欲が上がっていなかった社員が、Trackで問題を解いていくことで意欲が上がるようになってきました。」という報告があったり、プログラミング未経験で入社した新卒社員からは「自分でこの試験問題を解いてみたいと思い、メンターに依頼してみました」といった声を聞いています。

私たちが思っていた以上に制度やツールを活用し、自ら学ぶ姿勢でスキル習得を進めてくれているなと思っています。

“ 社員がTrackをより活用できるよう、新機能やプログラミング以外の問題を積極的に取り入れていきたいです ”

今のTrack利用状況を見ると、まだまだ活用できるのではないかと思っています。報告会でもTrackに対する要望や意見をもらっていますので、ギブリーさんと連携して改善を進めていきたいです。

他社様でもTrackを学習用途で利用するシーンがどんどん増えてくると思いますので、今後のさらなるアップデートに期待しています。

株式会社インテリジェント ウェイブ
クレジットカード決済のオンラインシステムに使われており、24時間365日、リアルタイムで確実なカード取引の処理に利用されている情報処理技術を駆使したシステム開発とソフトウェアの展開をする。「次代の情報化社会の安全性と利便性を創出する」を経営理念に、これまで培ってきた技術力を進化させ、高速、安全、高品質で利便性の高いIT基盤を提供し、人びとの生活を支え、「次世代のあたりまえ」を導く仕組みの創造に取り組み続けている。
  • 後藤 泰佐 様
    取締役 執行役員
    経営管理本部担当 兼 経営企画室担当

    前職ではエンジニアとしてソフトウェア開発に従事し、2005年に株式会社インテリジェント ウェイブ入社。入社以来、不正検知システムの開発を中心に、当社製品開発を担当。2018年に取締役、2019年より経営管理本部兼経営企画室担当となり、経営管理、及び、管理部門と開発部門の連携強化を担当している。

  • 横山 忠明 様
    経営管理本部
    副本部長

    長年エンジニアとしてソフトウェア開発に従事し、2008年に株式会社インテリジェント ウェイブ入社。2年前にスタッフ部門へ異動し、品質管理、新卒採用、人材育成等を担当。

この企業で利用している
製品・サービス

Track Training
Track Trainingは、企業のデジタル化に必要なスキルギャップを埋めるテクノロジー人材育成プラットフォームです。

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