導入事例

ソフトバンク株式会社

多忙な優秀学生を採用するために。
プログラミングテストでエントリー可能な一次選考で、優秀層の参加数増加に成功。

  • Track Test
  • 採用スクリーニング

数十年先の未来を描き、新事業をリードする素養を持った人材を採用したいという同社。エントリーの負荷を下げたプログラミングテスト型のエントリーコースで多忙な優秀層へ訴求し、良質な母集団形成を図るためTrackを導入。高度化するエンジニア採用戦略へのさらなる活用を見据える。

  • 課題
    狙いたい優秀層は多忙、競合はGAFAなど大手IT企業。
    良質な学生の応募増加をより増やしたい。
  • 解決策
    短時間でエントリーできるプログラミングテストを導入。
    多忙な優秀層に適した入り口を作る。
  • 成果
    ES経由の応募者よりもプログラミングテスト経由の応募者の方が
    優秀学生の含有率が高い傾向に。
    プログラミングテスト型エントリーが母集団の約3分の1まで拡大。

課題

狙いたい優秀層は多忙、競合はGAFAなど大手IT企業。
良質な学生の応募増加をより増やしたい。

人々が必要とするものを予見して、次世代の情報テクノロジーを活用した事業戦略を立てる。それが私たちソフトバンクであり、弊社エンジニアが担う大きな役割です。そんな弊社では新卒採用時に見極めたい点が2つあります。社会課題の解決につながるプロダクトを設計し、事業を牽引できる視座の高さを備えているか。そして、SIerやベンダーと協力して開発を進めるためのディレクション能力の素地があるかどうかです。

しかし、当然ながらその両面を兼ね備えている優秀な人材は引く手あまたで、GAFAをはじめとした世界に名を轟かすテック企業やITコンサルティング会社が競合となります。こうした層のエントリー者数は数が少なく、母集団形成に質的な課題を感じていました。

“ 優秀学生の人物像を明確にしていくことで見えてきたプログラミングテストの意外なメリット。それが結果的に重要なポイントでした。 ”

ターゲットとなる学生は大学で研究に打ち込み、精力的に多分野での活動をこなしているような多忙な学生です。しかし、現在の就職活動では10年前とは比較にならないほどの情報量に対応し、企業とのマッチングを見極める必要がある。その中でエントリーシートを完成させなければならないわけですから、エントリーできる企業数は自ずと限られてしまいます。

私たちはエントリーにかかる労力が彼らの応募数を減らしてしまっているのではないかと考え、短時間のプログラミングテストのみで選考にエントリーできる選考ルートを新たに設けることにしました。

解決策

短時間でエントリーできるプログラミングテストを導入。
多忙な優秀層に適した入り口を作る。

この選考に使用するテストの検討にあたってTrackに魅力を感じたのは、非エンジニアである採用担当者でも適切な問題選定や運用が非常に容易なことでした。350社を超える解答データの蓄積から算出される各問題ごとの平均点、標準偏差、習得言語による正答率の差といった情報は、弊社が求める力を偏りなく測るため問題選定として適切かどうかを判断する上での大きな助けとなります。

年度替わりに問題を再選定する作業にかかる工数も懸念されましたが、Trackでは前年選定した問題と同傾向のものがすぐにピックアップできます。また、CS担当の方から弊社の得たい人材像に合わせた問題の推薦もいただけました。

“ 「求める人材に対しての問題選定としてなぜ適切だと言えるのか」、
その問いに答えるエビデンスがいくつもあり、社内でのコンセンサスを得るのも容易でした ”

これにより非情報系学部出身学生でも対応できるエントリー問題と、素養を測るチャレンジ問題の2段構成のエントリーテストがスムーズに完成。参加者が一時間以内に完了できるボリュームでありながら、スキルミスマッチなく効率的にスクリーニングできる内容に仕上がりました。

しかも、採用管理システムの『sonar ATS』とも連携ができるため膨大な参加者のデータ処理がシームレスに完結、本選考でも面接官が手間なく結果を参照できる状態が整いました。これによりエンジニア選考官がアイスブレークとしてプログラムテストについて触れるなど、採用活動で一貫して活用できています。

成果

ES経由の応募者よりもプログラミングテスト経由の応募者の方が
優秀学生の含有率が高い傾向に。
プログラミングテスト型エントリーが母集団の約3分の1まで拡大。

実施後は「プログラミングテストがあるから受験しました」という学生の声も多数いただき、新たな窓口が好意的に学生に受けとめられていることがわかりました。特にITエンジニアとして活躍したいと考えている志望者には、プログラミングテスト型の一次審査を用意した弊社の姿勢に同職への期待と本気度を感じ取っていただけたようです。受験者数は年々増加し、導入から4年でテスト型のエントリー比率はすでに30%を超えています。

二つのエントリー方式の併用を数年間続けたことで、興味深い結果も見えてきました。本選考の面接試験で高評価を出す学生の含有率は、テスト型の方が比率が高かったんです。以前エントリーを回避していた層にアプローチできている手ごたえを実感できましたし、選考時の優秀層のあぶり出しにも活用できるというのは嬉しい気づきでしたね。

“ 今後用意すべきは領域別の技術試験。Track Testにはデータサイエンティスト向けなど、対応できる問題がすでに揃っています ”

現在弊社では職種別採用の入り口として共通の問題を使用していますが、いずれは領域別の技術試験問題を用意する体制に移行していきたいと考えています。それは、今後職種別選考が主流になり、各専門領域に応じた適性を見極めるためには領域別試験が欠かせなくなるだろうと肌で感じているからです。

入社時にすでに次のキャリアを見据えている学生には、ファーストキャリアで得られる経験・スキルアップが重要です。今後はまだ使い切れていないTrackの機能を最大活用して、内定時のプログラミング練習やハッカソンの企画など育成まで含めた優秀層への獲得戦略をさらに進めていきたいですね。

ソフトバンク株式会社
「情報革命で人々を幸せに」を経営理念に、誰もが便利で、快適・安全に過ごせる理想の社会の実現を目指すデジタルテクノロジーカンパニー。総合デジタルプラットフォーマーとしてAIなどを活用し、すべてのモノ・情報・心をつなげる新規事業を開拓する。
  • 小野 彰久 様
    ソフトバンク株式会社
    人事本部 採用・人材開発統括部 人材採用部
    採用推進課

    大学卒業後、2013年に凸版印刷株式会社に入社。主に宮城県内の食品メーカーに対し、包材提案・販促企画の提案などを行う。その後、2015年2月から株式会社マイナビに入社し法人営業に3年間従事した後、同社の人事統括本部 キャリア採用課に異動。中途採用に従事する。2021年6月にソフトバンク株式会社に転職し、中途採用と新卒採用を担当している。

この企業で利用している
製品・サービス

Track Test
Track Testは、エンジニアのプログラミングスキルをテストし、データに基づいて採用を決定するための技術採用プラットフォームです。

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